北野武監督の原点が見られるデビュー作「その男、凶暴につき」の魅力
#芸能 #俳優・女優 #コラム 2025.1.23

海外でも高く評価され、今や日本を代表する映画監督となった北野武監督。彼の監督デビュー作となったのが、1989年公開の「その男、凶暴につき」である。本作はもともと深作欣二監督・ビートたけし主演という企画だったが、当時TVタレントとして人気絶頂であり、多忙なたけしに対し、深作監督が要求するスケジュールの調整がつかず、深作が監督を降板。製作サイドが代わりの監督を探そうとしたが、「深作監督だから出たいと思ったのに、他の監督では意味がない」と主張。結局、「北野武監督」で撮ることになったという。