竜王戦では一進一退の攻防、藤井聡太の11月の対局を振り返る!
#芸能 #文化人・その他 #コラム 2024.12.11
竜王戦七番勝負は互いに先手番を取り合う一進一退の展開が続き、3勝2敗と追い込んだ。次の第6局は藤井の後手番となるが果たしてどうなるか。
※対局予定棋士の名前の後の()内は藤井から見た過去の対戦成績。 歴代タイトル獲得者一覧はこちらから 11月2日に第45回将棋日本シリーズJTプロ公式戦で広瀬章人九段と対戦。乱戦含みの相掛かりから、結局穏やかな流れとなる。広瀬がうまく戦機をとらえてペースをつかむが、藤井も猛追して際どい終盤戦に持ち込む。だが、最終盤で広瀬に正確にしのがれ、その後は寄せ切られて敗戦となった。3連覇はならず。 11月15、16日に第37期竜王戦七番勝負第4局で佐々木勇気八段と対戦。角換わりの相早繰り銀から佐々木が銀を繰り替える新構想を見せてペースをつかむ。その後も佐々木の正確な攻めの前に粘ることができず、完敗となった。これで七番勝負は2勝2敗に。 11月27、28日に竜王戦第5局で佐々木八段と対戦。後手の佐々木は雁木を選び、藤井は急戦で動いて初日からペースをつかむ。二日目に入っても着実な指し回しで差を広げ、快勝となった。これで七番勝負は3勝2敗となり、第6局は12月11、12日(水、木)に行われる。