池松壮亮の俳優としての力量が作品のメッセージに説得力をもたらす!時代劇「せかいのおきく」
#芸能 #俳優・女優 #コラム 2024.10.31

2026年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」で主人公・豊臣秀長(仲野太賀)の3歳年上の兄・豊臣秀吉を演じる池松壮亮。今年の夏に出演した目黒蓮主演のドラマ「海のはじまり」での好演が記憶に新しい。また、今年11月には主演映画「本心」の公開も控えているなど、ドラマや映画のオファーが絶えない。味と色気のある実力派俳優として活躍中だ。 そんな池松が、江戸時代末期を背景に下肥買いで生計を立てている青年・矢亮を演じたのが、黒木華主演の「せかいのおきく」だ。監督は2000年に公開された映画「顔」で日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した阪本順治。「せかいのおきく」は「亡国のイージス」、「テルマエ・ロマエ」などで映画美術監督を手掛けた原田満生が発起人となり、古くからの付き合いだという阪本監督と組んだ「YOIHI PROJECT」製作による第1弾となる作品。国内で数々の賞に輝き、韓国でも公開された。低予算、モノクロ、そして偉人は出てこないオリジナル脚本の時代劇ながら高い評価を得た本作は、江戸時代のサステナブルな循環型社会をユーモラスに描いている。