ナビタイムジャパン、ユーザーの安全性を高める新機能を導入
#生活 #アプリ,AI 2024.9.9
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株式会社ナビタイムジャパンは、2024年8月に入り、各種ナビゲーションアプリに新機能を次々と導入している。特に注目されるのは、トラック専用カーナビアプリ「トラックカーナビ by NAVITIME」とバイク専用ナビゲーションアプリ「ツーリングサポーター by NAVITIME」に追加された横断歩道の注意喚起機能だ。 この新機能は、見通しが悪く信号機や一時停止のない横断歩道の手前で、音声による注意喚起を行う。具体的には、「この先、横断歩道があります」という音声で運転者に警告を発する。注意喚起のタイミングは、車両の走行速度や横断歩道手前のカーブの角度を考慮して最適化されており、運転者が余裕を持って対応できるよう工夫されている。開発背景には、トラックによる交通事故の約9割が一般道で発生していること、対人事故の最多発生場所が横断歩道であること、そしてバイクでも信号機のない横断歩道での事故リスクが高いことにある。ナビタイムジャパンは、この新機能により交通事故の削減を目指したいとしている。技術面では、横断歩道の位置データの整備に航空写真とAI物体検知技術を活用している点が興味深い。車用地図データには詳細な横断歩道情報が不足していることから、この新しいアプローチが採用された。