田中圭の演技の真骨頂、奈緒の変幻自在の俳優魂が堪能できる会話劇「Medicineメディスン」
#芸能 #俳優・女優 #コラム 2024.9.1

コットンのパジャマを着た男性が、ある一室に入室する。前夜行われたであろうパーティーの残骸がそこかしこに残る部屋。そこに次々現れるのは、老人の仮面を被った女性、そして巨大ロブスター、物言わぬドラマー。この4人が繰り広げる、不思議な会話劇「Medicine メディスン」が9月29日(日)、衛星劇場にて放送される。 2021年、アイルランドの劇作家エンダ・ウォルシュにより英国内で初演され、同年ニューヨークにも進出した本作は、初演時から瞬く間に世界の演劇界を席巻した。それが翻訳劇として白井晃演出のもと、2024年5月&6月に東京・世田谷ほか全国4都市で上演された。白井は過去にもウォルシュの「バリーターク」や「アーリントン」の日本版を演出しており、3作目となる本作では、2008年の「偶然の音楽」以来3度の起用を経て信頼を寄せる俳優・田中圭を中心に、奈緒、富山えり子、ドラム奏者の荒井康太の4人からなる会話劇を練り上げた。