Miroの大型アップデート、「Intelligent Canvas」の発表
#生活 #AI,DX,ビジネスツール 2024.8.9

2024年7月23日、ビジュアルコラボレーションツール「Miro」を提供するMiro.comが、大規模な機能アップデートを発表した。 全世界で7,000万人以上のユーザーを抱える同社は、新機能「Intelligent Canvas」を通じて、単なるオンラインホワイトボードツールから、企業のイノベーションの中核を担うプラットフォームへの進化を目指す。新たに社長に就任した向山泰貴氏は、今回のアップデートを「第二の創業と呼ぶほどのもの」と表現し、Miroを「あったらいい」から「なくてはならない存在」へと昇華させる意欲を示した。向山氏は、Miroを日本におけるDX推進のプラットフォームとして位置づけたいという戦略も明らかにした。Intelligent Canvasの核心は、部門や役割を超えた横断的なチームが最善の結果を出し、意思決定を迅速化することにある。シニアソリューションズエンジニアの高木智範氏は、この新機能が「刷新されたキャンバス」「コンポーザブルワークフロー」「AI」の3つの軸で構成されていると説明した。キャンバスの刷新では、作業内容に応じて画面構成やボタン配置を最適化する「モード」機能や、メンバー全員がコンテンツを一括管理できる「スペース機能」が導入された。また、新しいCanvas SDKにより、ブレインストーミングやロードマッピングなど、カスタムワークフローの作成が可能になった。