中島健人が王子様っぷりを発揮!平祐奈演じる箱入り娘も魅力的な映画「未成年だけどコドモじゃない」
#芸能 #俳優・女優 #コラム 2024.7.28

timelesz(旧Sexy Zone)を卒業し、更に国内外に活躍の場を広げる中島健人。当初は王子様キャラとして国内で人気を博した中島だが、その端正なルックスと確かな演技力が遺憾なく発揮されている作品の一つが「未成年だけどコドモじゃない」だ。 この作品は平祐奈演じる折山香琳という大金持ちの令嬢が高校に入学したその日に、鶴木尚に一目惚れをするところからはじまる。しかもその日は折山の誕生日。事業主である父からのプレゼントは鶴木との結婚だった。十六歳にして夫婦になった二人。憧れの王子様と夫婦になれたことを純粋に喜ぶ折山だったが、鶴木にとっては家庭の財政難を乗り越えるための政略結婚だった。世間知らずのお嬢様と両親の夫婦仲に苦労して育った息子、当初は水と油に思えた二人の仲が助け合う時間の中で少しずつ変化していく。 中島演じる鶴木は劇中において王子様でなければならない。それは王子様とお姫様が出会うという物語冒頭からのコンセプトがある以上、避けられないものだ。物語の根幹を握る重圧の設定の中で、「セクシーサンキュー」の決め台詞でファンを虜にした中島はこの作品でも遺憾なくその王子様っぷりを発揮している。中でも印象的なのは、学校で女子生徒に囲まれた際に見せる偽りの笑顔と、折山を前にした時に徐々に見せる本当の笑顔のギャップ。王子様として端正なビジュアルを誇る中島が魅せる大人と少年のような落差につい目を惹かれてしまう。