千葉雄大の鬼気迫る演技に驚く声が続出!天才ハッカーを演じた、綾野剛主演「アバランチ」
#芸能 #俳優・女優 #コラム 2024.7.25

杉咲花主演の「アンメット ある脳外科医の日記」で自信家の医師・星前宏太を演じ、これまでの"あざとかわいい"イメージを覆したとその演技が話題になった千葉雄大。確かにチャーミングな笑顔が魅力の千葉だが、その実力も確か。ひとりで宇宙に滞在する"コミュ障"気味の宇宙飛行士を演じ、吉岡里帆や門脇麦とリモート共演した主演ドラマ「40万キロかなたの恋」の演技はコミカルで、ショートドラマだったのがもったいないほど面白かった。 そんな千葉が若き天才ハッカーを演じたのが綾野剛主演の劇場型ピカレスク・エンターテインメント「アバランチ」である。藤井道人らが監督を務めた本作の魅力は、構築されたストーリーとドラマでありながら途切れない緊張感とスリル、そして、国と警察の闇に立ち向かう最強集団"アバランチ"のキャストたちの強力さにある。アバランチを立ち上げた警視庁特別犯罪対策企画室・室長の山守(木村佳乃)、テロ事件に巻き込まれた過去を持ち、どん底から覚醒し、メンバーになった羽生(綾野)、元コヨーテ(自衛隊の特殊部隊のレンジャー)のリナ(高橋メアリージュン)、警視庁の爆弾処理班に所属していた打本(田中要次)、優秀なデイトレーダーにして天才ハッカーの牧原(千葉)。誰もがそれぞれに秀でた能力を持ち、チームワークによって発揮される力と孤独を知っているメンバー揃い。そこに山守の部下であり、警察幹部の父を持つ西城(福士蒼汰)が巻き込まれていく前半の展開から一気に引き込まれていく。チームの中での一番の頭脳派である牧原を演じる千葉は、一見可愛らしい愛されキャラだが、本作でも意外な顔を見せている。