<宇垣美里のときめくシネマ>映画界の転換点にして革命! 「スパイダーマン:スパイダーバース」で目にした最先端
#芸能 #韓流・海外スター #コラム 2024.6.28

映画には時々、転換点となるような作品が現れる。この作品以前・以後で潮流ががらりと変わるような作品。たとえば人々の中にある宇宙のイメージを大きく変えた「スター・ウォーズ」、SFアクションの在り方を飛躍させた「マトリックス」、スペースオペラだというのにストーリーとリンクした既存のポップミュージックをふんだんに取り入れた「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」。そしてアニメーション映画の転換点にして革命、その後の世界の潮流を変えた作品には「スパイダーマン:スパイダーバース」(2018年)が挙げられるだろう。映画好きは必見の作品。いや、映画がたとえ好きじゃなくとも、アニメがあまり得意じゃなくても、心を掴まれることを約束するから頼むから観てほしい......正直DVDを配って回りたいほど、私はこの作品を愛している。 ニューヨークに住む高校生のマイルス・モラレスはある日、変異したクモに噛まれ、特殊な力が使えるようになる。自身が突然手にした力の真相を探っていたところ、敵と交戦するスパイダーマン/ピーター・パーカーと遭遇。危険な実験を止めようとして重傷を負ったスパイダーマンは、マイルスに後を託して死んでしまう。 彼の遺志を継ぐべく訓練に励むものの、なかなかパワーを使いこなせずにいたマイルスの前に、別次元からやって来たスパイダーマン/ピーター・B・パーカーが現れる。何者かによって時空が歪められたため、他の次元から来たスパイダーマンたちと共に、マイルスは戦うことを決意する。