若かりしイーストウッドが監督・主演で輝く!アメリカ建国200年記念作品 『アウトロー(1976)』
#芸能 #韓流・海外スター #コラム 2024.6.21

クリント・イーストウッドといえば、言わずと知れたハリウッド映画界のレジェンドと呼べる存在だ。洋画、いや映画そのものに興味がなくとも、一度はその名前を聞いたことがあるかもしれない。 イーストウッドは俳優・監督として数多くの成功を収めてきた。ハリー・キャラハン役を演じた『ダーティハリー』シリーズは言うまでもなく代表作。監督としても『ミリオンダラー・ベイビー(2004)』でアカデミー監督賞を受賞し、以降も『硫黄島からの手紙(2006)』や『ハドソン川の奇跡(2016)』など名作を世に送り出してきた。 そのイーストウッドが監督兼主演として高い評価を集めるのが映画『アウトロー(1976)』だ。1975年の小説『The Rebel Outlaw: Josey Wales』が原作となっており、アメリカ建国200年記念として制作された。 南北戦争後の時代が舞台となった西部劇で、農夫ジョージー・ウェールズをイーストウッドが演じる。ならず者集団である"赤足"に妻と息子を殺されたウェールズが復讐を誓い、北軍と戦っていくという物語となっている。 本作の大きな魅力となっているのが、主人公であるウェールズがとにかく強いということ。元々は農夫でありながら、ガンマンとしての才能を遺憾なく発揮し、どのような状況もくぐり抜ける。ウェールズの首を狙う賞金稼ぎたちを次々と退ける姿は爽快で、交易所での二丁拳銃のさばきは本作のハイライトのひとつだろう。