マイクロソフトの新機能「Recall」にプライバシーの懸念
#生活 #Microsoft,AI 2024.6.12

マイクロソフトが発表した新機能「Recall」をめぐり、プライバシー懸念の指摘が相次いでいる。Recallは、同社の新しい「Copilot+ PC」に搭載される予定の機能だ。 定期的にデスクトップ画面のスクリーンショットを取得・保存し、これらの情報を生成AIに与えることで、個人に合わせた機能提供を目指すという。しかし、この仕組みをめぐって「スクリーンショットを撮られるのは気味が悪い」「機密情報が漏洩するリスクがある」などの批判が殺到した。これを受けて、マイクロソフトは6月7日付けのWindows Blogで、Recallの仕様変更を発表した。主な変更点は、デフォルトで無効になり手動での有効化が必要になること、生体認証の登録を義務付けること、プライバシー保護の強化などだ。しかし、一度マイナスイメージを植え付けられたことから、懸念の払拭は簡単ではない。生成AIの活用による漏洩リスクについては、引き続き批判の声が広がっている。