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15歳の三上博史がデビューを果たした映画「草迷宮」寺山修司の世界観に浸る

若干15歳だった三上博史の俳優デビュー作となる映画「草迷宮」が、6月12日(水)ほかに衛星劇場で放送される。 監督・脚本を務めたのは、1983年に亡くなった寺山修司である。寺山は、映画監督、歌人、エッセイスト、演出家、写真家、脚本家と各ジャンルで多彩な才能を発揮。当時から「こうでなければならない」をとっぱらい、ダイバーシティを尊重する現代の考え方に通ずる活動を行ってきた。彼の発表する作品は前衛的なものも多く、今もなお寺山を敬愛する人も少なくない。

そんな「寺山の世界」に浸れるのが「草迷宮」である。 青年・あきらは、亡くなった母親が歌っていた手鞠歌の歌詞を求めて旅をしている。小学校や寺に行って聞いて回るが、誰もその内容を知らなかった。旅をしながら少年時代を思い出すあきら――。ある日、少年あきらは、土蔵に住む千代女という女に裸にされ襲われそうになった。母からは近づかないように、と言われたが、興味本位で土蔵に向かうと...。 本作は、当時としては(現在もだが)、革新的だったであろうシュールな展開で、寺山が構築した世界観に視聴者がお邪魔しているような...そんな幻想的な映像が続く。音楽も物語も奇奇怪怪。説明すること自体が野暮なのか?とにかくアバンギャルドで、固定観念を「覆す」もしくは「破壊してくれる」映画である。

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