月組・珠城りょう、愛希れいか、美弥るりか、月城かなとの4人の関係性が気になる宝塚歌劇「BADDY-悪党は月からやって来る-」
#芸能 #俳優・女優 #コラム 2024.5.29

2018年に月組で上演された「BADDY」は多くのファンを熱狂させた作品である。作・演出は上田久美子。「これまでのショーとは一味違う」と言われている作品だが、ラインダンス、トップコンビのデュエットから男役群舞、羽根を背負うパレードまで、タカラヅカのショーならではの見どころは満載だ。その上で一場面ごとに一石投じてくる痛快さがたまらない。 物語の舞台は、遠い未来のピースフルプラネット「地球」だ。世界は統一され、戦争も犯罪もなく、全世界「禁煙」。人生の目的は「天国に行くこと」である。正直「ちょっと退屈?」と、この国の王子(暁千星)は思っている。
そこに現れるのが、月からやってきた大悪党のヘビースモーカー・バッディ(珠城りょう)。彼に立ちはだかるのが地球の平和を守るグッディ捜査官(愛希れいか)だ。
バッディとともに月からやってきたスイートハート(美弥るりか)はバッディとは相棒のようでもあり、恋人のようでもある。いっぽう、真面目で純朴なポッキー巡査(月城かなと)はグッディに密かに想いを寄せているが、仕事熱心なグッディは気付きもしない。ところが、バッディとグッディが出会うことで、この4人の関係が崩れていく。