筒井真理子、光石研、磯村勇斗が、映画「波紋」で見せるリアルな人間社会の闇
#芸能 #俳優・女優 #コラム 2024.3.21

「かもめ食堂」(2006年)「彼らが本気で編むときは、」(2017年)などで知られる荻上直子監督が、現代社会が抱える問題に翻弄される中年女性とその家族を描いた「波紋」(2023年)。物語は、東日本大震災で水道汚染の風評被害が流れるニュースを家族が見ているシーンからスタート。寝たきりの義父の介護を一人でする主婦を横目に手伝わない夫が前触れもなく失踪。息子と三人暮らしを始めるが自分ではどうにもできない辛苦が降りかかり、いつしか新興宗教にのめり込んでいく...。