infomation

あなたの周りのお役立ち情報

木村文乃が、孤独と心の葛藤を抱える女性を演じるヒューマンドラマ「LOVE LIFE」

ヴェネチア国際映画祭、トロント国際映画祭など、さまざまな映画祭に正式出品され、海外でも高い評価を受けたのが木村文乃主演の映画「LOVE LIFE」だ。メガホンをとったのは「淵に立つ」がカンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞し、「よこがお」がフランスで800館の映画館で上映された深田晃司。本作を作るきっかけになったのは、監督が20歳の頃に聴いた矢野顕子の楽曲「LOVE LIFE」。"どんなに離れていても 愛することはできる"という歌詞から始まるこの曲から受けたインスピレーションをどうしたら物語として映像化できるのか考え続け、完成させた作品だ。 そんな本作で木村が演じたのは集合住宅に夫・二郎(永山絢斗)と幼い息子・敬太(嶋田鉄太)と暮らす妙子。タイトルからハートウォーミングで明るいストーリーを想像する人も多いと思うが、描かれているのは近くにいてもすれ違っていく心と、誰もが抱えている孤独、そして年を重ねても不完全で未熟である人間のありようだ。 子連れで二郎と再婚し、広場を挟んだ向かいの住宅に夫の両親が住んでいるにも関わらず、未だに義父から結婚を祝福してもらうことが出来ていないと感じる妙子の、心の内側に抱えているモヤモヤが冒頭から伝わってくる。空虚な心、抑えきれない衝動など、その複雑な心を見事に表現した木村の顔が胸に刻まれて忘れられなくなるような作品だ。

戻る 続きを読む

天気

周辺の天気をお届けします

TOPへ