革新的な技術、原子力電池が50年間充電不要
#生活 #テクノロジー,スマートフォン,ドローン 2024.1.17

北京貝塔伏特新能科技有限公司(Betavolt Technology)が開発に成功したと発表した「原子力電池」は、放射性同位体ニッケル63を利用して発電し、50年間の安定した発電が可能で、充電やメンテナンスが不要である。 同社は複数のモジュールを組み合わせて異なるサイズや出力の電池を作成可能で、初の製品「BV100」は世界初のコンシューマ向け原子力電池になる予定だ。2025年には1Wの製品を予定し、充電不要のスマートフォンやドローンの実現も視野に入れている。しかし、放射性同位元素「ニッケル63」を内蔵した機器の廃棄処理に関する問題も指摘されている。2023年5月12日には熊本県立大学と筑波大学で、同様の機器を誤って廃棄する事案が発生したが、大学側は「ニッケル63」が頑丈なステンレス容器に入っているため、処理過程で被害が発生する可能性は低く、健康や環境への影響はないと述べている。