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高島礼子の女優としての力量を痛感するドラマ「御宿かわせみ」

平岩弓枝のロングセラー小説「御宿かわせみ」は、江戸の小さな旅籠「かわせみ」を舞台に、旅籠を営む女主人・るいと、その恋人で与力の息子・東吾が仲間たちとともに事件を解決していく人情捕物帳である。1973年から連載がスタートし、2005年まで出版社を変えながら30年余りにわたって書き続けられた作品だ。1973年に若尾文子主演でドラマ化されたのを皮切りに、度々映像化されている。なかでも有名なのは、NHKで放送された、真野響子が主演した作品だろう。1981年の初回放送から、第2シリーズ終了の1983年まで計47回も製作され、真野の当たり役となった。東吾を演じた小野寺昭と共に、「かわせみ」ファンには2人のイメージがすっかり定着したはずだ。

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