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日向坂46が全力で戦う姿から受け取るメッセージ

常に笑顔で、ファンに限らず観る者全てを元気にするアイドルたち。バラエティで見せるお茶目な姿やライブで見せる真剣な表情など、笑顔だけでなく"生き様"を見せることで元気づけてくれる存在だが、彼女たちの悩む姿や苦しむ表情までも切り取り、限界を超えて頑張る姿を見せることで、普段のアイドル活動とは一線を画したエールを与えてくれる作品が、日向坂46ドキュメンタリー映画「希望と絶望」(2022年)だ。 同作品は、日向坂46の活動に密着したドキュメンタリー映画の第2弾で、目標としていた東京ドームライブの発表から、コロナ禍による延期を乗り越え、念願の開催に至るまでの2年間を徹底取材し、グループとメンバーのたどった道のりを伝えている。 アイドルのドキュメンタリー映画といえば、舞台裏で頑張っていた姿を映し出すことで、普段の活動をより輝かせるものだが、同作の日向坂46メンバーの姿は「頑張っていた姿」では論じられないほどの壮絶な"戦い"を繰り広げており、キャプテン・佐々木久美の「この2年間はあまり見てほしくない...」という衝撃的な冒頭の通り、まさに"希望"から"絶望"へと状況が変わっていくさまをありのままに描き出している。

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