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イ・ジュニク監督が描く韓国史上有名な「王と息子」の悲劇を紐解く歴史大作 『王の運命―歴史を変えた八日間―』

映画やドラマを通じて、日本でも多くの人が興味を持つようになった韓国の歴史。特に14世紀末から20世紀初頭にかけて27人の王が国を治めた朝鮮王朝は様々な作品を生み出してきた。『王の運命―歴史を変えた八日間―』(2015年)は、ドラマ「イ・サン」でもおなじみの第22代王・正祖の父である思悼世子と、祖父で第21代王の英祖との葛藤を描き、韓国で観客600万人以上を集めた大ヒット作だ。 1762年。父である王・英祖(ソン・ガンホ)を殺そうとした罪に問われた世子(ユ・アイン)は自害しようとするが失敗。その姿を見ていた英祖は息子を米びつに閉じ込めるよう、臣下たちに命ずる。日を追うごとに衰弱していくなかで思悼世子は葛藤に満ちた父との日々を回想していく。幼き頃は聡明さで父を喜ばせたが、成長するにつれて勉学よりも美術や武芸を愛するようになった世子の行動は、徐々に英祖の悩みの種となっていった。それでも、英祖は後継である世子に国政を学ばせようとしたのだが...。

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