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もしも日本が戦争に巻き込まれたら...戦争をしないための戦いを描く『空母いぶき』、その艦長を西島秀俊が熱演!

日本映画で過去の戦争を描いた作品は数あれど、現代戦を描いたものはほとんどない。終戦から80年近くが経ったいま、多くの日本人にとって「戦争」は実感が湧きにくい昔の出来事だからだ。そんな世に一石を投じたのが、かわぐちかいじ原作の同名コミックを、『ホワイトアウト』(2000年)、『沈まぬ太陽』(2009年)の若松節朗監督が映画化した、手に汗握るスペクタクルにして骨太な社会派エンターテインメント作品『空母いぶき』(2019年)である。 20XX年12月23日未明。国籍不明の武装集団が沖ノ鳥島の西方450km、波留間群島初島に上陸。我が国の領土が占領されてしまう。海上自衛隊は直ちに小笠原諸島沖で訓練航海中の第5護衛隊群に出動を命じる。その旗艦こそ、計画段階から専守防衛論議の的となり、国論を二分してきた、自衛隊初の航空機搭載型護衛艦「いぶき」だった。艦長は航空自衛隊出身の秋津竜太一佐(西島秀俊)。補佐役の副長は、海上自衛隊生え抜きの新波歳也二佐(佐々木蔵之介)。自衛隊員、政治家、メディア、日本の平和を守るため、様々な立場の人間が、それぞれの場で決断を迫られていく――。 「沈黙の艦隊」や「ジパング」などで知られる巨匠・かわぐちかいじによる原作コミックは、2014年から2019年までビッグコミックで連載され、単行本は全13巻で完結。原作の監修・協力を担当したのは、かわぐちの幼稚園時代からの盟友で、映画公開前に病のためこの世を去った伝説的な軍事ジャーナリストの惠谷治。壮大なスケールで描かれる軍事エンタメものを得意とするかわぐち作品の中でも、とりわけ真に迫るリアリティが特徴の「空母いぶき」は、多くの熱狂的なファンを生み、連載中に2017年度・第63回小学館漫画賞一般向け部門を受賞した(ちなみに現在、70代半ばのかわぐちは、本作での「いぶき」の戦いから5年後を描く新シリーズ「空母いぶき GREAT GAME」を同誌で連載中である)。

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