福間香奈倉敷藤花、羽生善治九段をはじめ、タイトル戦における連続記録を紹介!
#芸能 #文化人・その他 #コラム 2025.4.20

福間香奈倉敷藤花の出産による休場のため、開催が春になっていた大山名人杯第32期倉敷藤花戦三番勝負。結果は2連勝で福間の防衛となり、10連覇、通算15期目の獲得となった。女流棋戦における同一タイトル獲得記録はそれまで清水市代女流七段の持つ、女流王位14期だったが、今回の防衛で歴代1位を更新することとなった。今回はそのような同一のタイトルにおける記録を見ていきたい。 同一タイトルの獲得記録は、当然ながら歴代1位のタイトル獲得数を誇る羽生善治九段が持つ。一番多いのは王座で、実に24期だ。途中で一度連続獲得記録は途絶えているものの、19連覇はこちらも最多。19連覇を達成した時は6期連続のストレート勝ちで、19連勝との合わせ技となっている。失冠した時も翌期はリターンマッチに臨んで奪還。初の獲得が1992年の第40期であり、二度目の失冠は2017年の第65期。実に26期連続の登場となっている。王座戦における羽生は獲得記録、連覇記録、連続登場記録、連勝記録と記録づくしだ。永世七冠にもなりどの棋戦でも活躍していたが、特に一日制での強さが際立っていたと言える。
なお、獲得の歴代2位は大山康晴十五世名人の王将20期。3位は大山の名人、羽生の王位が18期で並んでいる。タイトル獲得歴代1、2位の実績と連動する記録だ。