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藤井聡太竜王・名人や現役最年少棋士・藤本渚五段が歴代記録まであと1歩。史上最高レベルの勝率1位争いとなった2023年度

昨年の記事で紹介した将棋界における年度の最高勝率。1967年度に中原誠五段(当時)が記録した0.8545(47勝8敗)が史上最高記録だったが、2023年度はその記録に迫る棋士が二人も現れた。その戦いぶりを振り返ってみよう。 歴代タイトル獲得者一覧はこちらから 一人はやはりというべきか、前の記事でも記録更新の可能性があると名を挙げた藤井聡太竜王・名人。本来は予選を多く戦う若手棋士が記録しやすい高勝率を、すべてのタイトル戦、そして一般棋戦決勝を戦った上で出したのだから恐るべきことだ。
 
2023年度の藤井の勝率は0.8519(46勝8敗)となった。先述した中原の記録には惜しくも届かなかったが、歴代2位だった2011年度の中村太地五段(当時)の0.8511(40勝7敗)を抜いて2番目の記録となった。9月以降のタイトル戦での対局は負けなしだったものの、銀河戦、朝日杯、NHK杯といずれも決勝で後手番となり敗れたのが痛かった。2月の朝日杯、NHK杯の敗戦で記録更新の可能性がなくなっていた。だが、最高のステージでこの記録を出したのだから、来年度以降も記録更新の可能性は十分にあるだろう。
 
なお、全冠制覇を成し遂げた1995年度の羽生善治七冠(当時)の勝率は0.8364(46勝9敗)。こちらも素晴らしい記録だったが、藤井は八冠かつ勝率も上回った。今期で歴代トップ10のうち、藤井の記録が5年分入り半分を占めることになった。

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